2015.08.15 将来のこと
将来のこと?うん、将来のこと
どこに行っても将来どこいくの何になるのって聞かれる
ずっと国家一般で検察事務官それも東京地方検察庁専願でって言ってきた
いやちがうな、そんなことでさえ言い始めたのは最近だったんかなあ、ゼミの自己紹介では官庁系だから東京都庁の公務員になりたいと言ったんだったからなあ
事務作業がわたしは大嫌い
苦手
耐えられない
大切な仕事だと頭でわかってても同じ作業になると頭がおかしくなってしまう
だから事務作業できる人をわたしは尊敬してるんだけど
それなのにいいのかいいのか、事務職受験で本当にお前はいいのかとずっと問うてきた
だから検察事務官になってちょっとでも刑法に携われたらと思ってた
刑法好きだし、事務官っつっても事務だけじゃなさそうだし
もともと何の希望もなかったわけじゃあない
小学校3年のころからひたすらに検察官になりたいと言ってきた
その気持ちはほんもの
じゃなかったら10年くらい揺らぐことなく法学部なんていい続けてないと思う
なんでやめたのか
難しいから、なんて気はさらさらなくて試験の難易度ってわけじゃない
この世界には並行しえない希望を選択しなきゃ行けない時が存在するんだって知ったからだと思う
ずっとずっと、東京のネオン街に憧れてきた
人が人に関心を持つことなどしないような、東京都心の人ごみが大好きだった
将来は自分だってあんな中で人に関心を持たずにただ仕事のことを考えながらあの大きな通りを歩く人ごみの一部になるんだってずっと思ってきた
地理とかで都心のネオン街の写真を見る度に、いつかこの光の中に消えていくように死んで行きたいと何度も何度も思った
多分理解なんてしてもらえないと思う、してもらえた事はない
それは群馬から岡山にでてより強く思ったことであって、都心で永住したいと、都心と、みんなには冗談だと思われるけどほんとに心中したいと思うくらいにそこに住みたいと思ってたし今でも思ってる
それが全国転勤って
検察官が全国転勤なんてそんなこと小学生のわたしでも知ってた
でも自分がどれほど都心に憧れてるかを大学に入って身をもって知った
全国転勤なんてするもんじゃない、ありえん絶対嫌だと本気で思っていた
2つをはかりにのせたら都心に行きたいという気持ちが勝った
だからわたしは都庁だとか、あとは検察でありながら転勤は東京地検内だけだった検察事務官を目指そうと思った
だけど、そうやっていろんなとこで聞かれて答える度に、これでいいんだと思い込ませる自分がいたことには薄々気づいていた
最後の決め手だったのが、ロースクールには行かないのって問われた時だったと思う
あのときわたしは確かに最後にははいと答えた
けどその答えるまでの数秒にいろんなことを考えた
いや予備試とか考えないし
ロー行かないとここで言えばそれは先生に向かってわたしは検事にはならないと宣言するのと同じだと
それでほんとにほんとにいいんですかと
結局問い直した
今度は、人生の中でいかに多くの夢を叶えるかということに執着しようと決めた
まず後輩になりたい
そして検察官になりたい
都心に住みたい
幸せな家庭がほしい
自分の好きなアイドルと同じ東京の人間になりたい
法律をずっと使っていきたい
勉強をしたい
それをこの短いこれからの人生で出来る限り叶えるには?っていうことに執着しようって決めた
そしたら検察官になるのが一番いいと気づいた
都心に住むのは、東京の人間になるのは退職してからできる
調べてみたら家庭だって持てる
もしもわたしがその検察官ではない道に行ったら都心に住むのは早くなるけど、ほかのやりたい事は十分に実現できなくなると思った
だったら先に検察官になってやろうって思った
だから検察官になってやろうって思った
小学校中学校高校ってずっと卒業文集なり進路希望なりに曲げることなく書いてきたその道を志し続けようって決めた
そらーそんなに甘くないのはよくわかってる
血を吐くような努力をしたってかなわないことだって十分ありうる
それでもわたしは1度きりの人生で自身の努力とそれに付随する結果に賭けてみたい
そう思う
好きな言葉で、人生が例えばポーカーのようにカードチェンジできたとしても俺はノーチェンジでゲームを進めるっていうのがある
これは、いや発言者健くんなんだけど、健くんは人生はやり直しが効かないスリリングなものだから面白いってことを言いたかったんだけど、私はとりあえず、ノーチェンジでいいと思えるような満足な選択をしてやろうと決めた
これが19歳の、20歳を前にしたわたしが自分の人生について、将来について出した結論
ノーチェンジでいいと、きっと思えるんじゃないかと思う
っていうかそうでありたいよね